映画「１２７時間」

映画「127時間」を鑑賞しました。

この映画は、「スラムドッグ＄ミリオネア」のダニー・ボイル監督が登山家アーロン・ラルストンの実話を映画化。
峡谷で岩に右腕を挟まれた主人公の127時間にも及ぶ極限のサバイバルを描いた感動の作品。

ストーリーは、金曜の夜、アーロン（ジェームズ・フランコ）は、ロッククライミングを楽しむため、ブルー・ジョン・キャニオンに向け、独り出発した。
だが、運命の瞬間が彼に襲いかかる。
落石に右腕を挟まれ、谷底から一歩も動けなくなったのだ。助けを求める叫び声は荒野にむなしく呑み込まれ、持てる知恵と経験を総動員して岩を撤去しようとするが、ピクリとも動かない。
そして、彼は生き抜く為に、ある決断をする。

アカデミー賞で６部門にノミネートされた作品。
残念ながら無冠でしたが、劇場の予告を観ていて、どのような作品なのか興味深くなったので、劇場鑑賞してみました。
観た人の多くが感じる事かもしれませんが、生きていこうとする力の強さを感じる作品でした。

主人公のアーロンは自由奔放な性格。
休日を利用して、単身ロッククライミングを楽しみ、偶然に出会った女性２人をガイドして、地底の温泉で一緒になって楽しんだり。
ある意味、アーロンは雲のような人間ｗ

しかし、そのアーロンが不運にも落石によって右腕を挟まれ、全く身動きが取れない状態になってしまう。
アーロンも必死に考えて、この危機的状況を脱しようとするが、時間ばかりが過ぎてしまい、連絡も取れなければ、口に出来るのは水だけ。

一番の脱出方法は１つしかないのだが、連絡手段が絶たれた彼にとっては、他人の力を借りれず、頼れるのは己の力のみ。
その決断を実行に移すアーロンの行動は、なかなか真似の出来ない事だと思います。
その身動きの取れなくなっている間に、アーロンは自分自身を見つめなおす。
犠牲にしたものは大きいけど、得たものも大きかったのだろうか？

上映時間は1時間30分と短かったけど、その短い時間に内容も詰めた中身のある作品に仕上がってたと思います。
これは実話だと知ったのは、終盤のシーンになってから。
実際に会った出来事を実写化したからこそ、より説得力が増すのでしょう。

127時間 (小学館文庫)
小学館
2011-04-06
アーロン・ラルストン

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Comments

[にゃむばなな]

１時間30分という時間が短くもなく長くもない、ちょうどいい具合に感じるこの演出の巧さ。
やっぱりこの監督は出戻りして正解でしたよ。

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＞にゃむばななさん
１時間30分の間で、これだけ無駄のない作品を仕上げられたのは絶賛したいです。
実話を基にしたのも良かったと思います。

[yukarin]

こんばんは♪
この状況で無事に生還できたのは驚きですが、
また実話というのもすごいですね。
時間もちょうど良かったと思います。

[FREE TIME]

＞yukarinさん
こんばんは。
実話を基にした作品だと終盤に知って驚きでした。
上映時間は短かったけど、残酷なシーンが多かったので、丁度いい上映時間なのかなと思いました。