映画「ヒューゴの不思議な発明」

注目の映画「ヒューゴの不思議な発明」を鑑賞しました。

この映画は、マーティン・スコセッシ監督が初めて３Ｄでの撮影に挑んだ本格ファンタジー。
世界各国でベストセラーとなったブライアン・セルズニックの小説を原作に、父親が残した機械人形に隠された秘密を探る少年の冒険を描いた作品。

ストーリーは、1930年代のパリが舞台。
駅の時計台にひそかに住む孤児の少年ヒューゴ（エイサ・バターフィールド）の唯一の友達は、亡き父が残した機械人形だった。
壊れたままの人形の秘密を探る過程で、彼は不思議な少女イザベル（クロエ・グレース・モレッツ）とジョルジュ（ベン・キングズレー）に出会う。
やがてヒューゴは、機械人形にはそれぞれの人生ばかりか、世界の運命すらも変化させてしまう秘密があることに気付く。

先日行われたアカデミー賞で５冠を受賞した作品。
作品賞受賞こそならなかったが、評判の高い作品だったので劇場鑑賞する事に。
３Ｄでの鑑賞がオススメだったようだが、結局、２Ｄで観る事にしました。

舞台は1930年代。
当時は、まだ映画が普及していなく「魔術」だったとされている。(要するにマジック)
その映画の魅力を当時の人達だけでなく、現代に生きる我々にも伝わる作品であったように思います。
子供だけでなく大人にとってもファンタジー作品と言っても過言ではないでしょう。

主人公のヒューゴは、幼くして父を亡くし、駅で働く親戚に引き取られて、駅の中で暮らしながら働いていた。
ヒューゴは働いているだけでなく、悪さもしたりしていて、ストーリー前半ではとんでもない子だったけど、話が進むにつれて弱い面を顔を出し、子供っぽさも覗かせる。

そんなヒューゴが駅構内で知り合った老人・ジョルジュ。
そのジョルジュこそが、亡き父が残した機械人形の本来の持ち主であり、そして伝説の映画監督であるジョルジュ・メリエスだった。
劇中内では架空の人物と思っていたのですが、実在する人物だったのですね(驚)

ストーリーは前半はヒューゴ中心だが、後半からジョルジュの半生に変わっていく。
そのジョルジュの半生を事実に基づいて描いたとの事で、小説でも有名な「月世界旅行」の一場面なども登場し、かつては手品師だった経験を活かしたトリックを使った技術も駆使。
現在の映画があるのも、彼のおかげである事をマーティン・スコセッシ監督は伝えたかったのでしょう。

ストーリーもさることながら、駅構内の雑踏、時計台の中など映像にも目を見張るものあり。
後半にヒューゴが逃げる際に時計台の針によじ登るシーンもあったけど、あの高さも観ているだけで足がすくみそうでした。
伊達にアカデミー賞５冠に輝いていないですね。

タイトルは「ヒューゴの不思議な発明」であるが、ヒューゴが何か発明したのかなと思ってしまった。
むしろ「ジョルジュの不思議な発明」の方がシックリするのは私だけだろうか？

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Comments

[yukarin]

こんばんは♪
タイトルはおかしいですよね。
私も「ジョルジュの不思議な発明」のほうがあってると思いましたよ～。

[にゃむばなな]

「ヒューゴと不思議な発明」でもよかったんですけどね、この邦題は。
なぜ「ヒューゴの～」にしたかが不明。
これほど映画愛に溢れた作品に対する愛が配給会社にはなかったのでしょうかね？

[FREE TIME]

＞yukarinさん
こんばんは。
ヒューゴは何も発明していなかったので、やはり「ジョルジュの不思議な発明」の方がフィットしていますね。
原題は「HUGO」のようですけど。

[FREE TIME]

＞にゃむばななさん
邦題に違和感を持っているのは私だけではないようですね(笑)
ヒューゴがいろいろと活躍していたけど、やはりタイトルには気を遣ってほしかったです。