映画「はじまりのみち」
6月1日のファーストデーに、映画「はじまりのみち」を鑑賞しました。
この映画は、「二十四の瞳」など様々な傑作を世に送り出し、日本映画の黄金期を築いた木下恵介監督の生誕100年記念作。
戦時中、同監督が病気の母を疎開させるためリヤカーに乗せて山越えしたという実話を軸に、戦争という時代の荒波に巻き込まれながらも互いを思いやる母と子の情愛を描く作品。
ストーリーは、戦時中、監督作「陸軍」が戦意高揚映画でないと軍部からマークされてしまった木下恵介(加瀬亮)は、次回作の製作が中止となってしまう。
そんな状況にうんざりした彼は松竹に辞表を出し、脳溢血で倒れた母・たま(田中裕子)が治療を行っている浜松へと向かう。
戦況はますます悪化し山間地へと疎開すると決めた恵介は、体の不自由な母をリヤカーに乗せ17時間に及ぶ山越えをする。
映画監督として名をはせた木下恵介監督の若き日のエピソードを題材にした作品。
予告編を観た時は、どのような作品になるのかわからなかったが、実際に鑑賞して親子愛を感じる作品でしたし、戦時中の日本もおかしな思想を持っていた事がわかるようなストーリーでした。
木下恵介を演じた加瀬亮も良かったけど、個人的には便利屋を演じた濱田岳のお調子者ぶりが光っていたと思います。
当時は思っていた事も口に出来ない風潮があったと思うけど、便利屋は思っていた事を口に出し、宿泊先の娘に気に入られようと、旅館の手伝いをしようとしたり、実にわかりやすい人で憎めなかったです。
そして、母・たまを演じた田中裕子も素晴らしかった。
脳溢血を患って、体を動かしたり、言葉を出すのが困難にも関わらず、恵介に映画を続けるように必死に説得するシーンが心に響きました。
やはり、母親は剛ですね。
最後の方で、木下監督の代表作がいくつかVTRで紹介されていたが、自分の知っている作品も多く、本当に凄い映画監督だった事を確認しました。
木下監督に限らず、昔の名作にもっと触れて見たくなりましたよ。
この映画は、「二十四の瞳」など様々な傑作を世に送り出し、日本映画の黄金期を築いた木下恵介監督の生誕100年記念作。
戦時中、同監督が病気の母を疎開させるためリヤカーに乗せて山越えしたという実話を軸に、戦争という時代の荒波に巻き込まれながらも互いを思いやる母と子の情愛を描く作品。
ストーリーは、戦時中、監督作「陸軍」が戦意高揚映画でないと軍部からマークされてしまった木下恵介(加瀬亮)は、次回作の製作が中止となってしまう。
そんな状況にうんざりした彼は松竹に辞表を出し、脳溢血で倒れた母・たま(田中裕子)が治療を行っている浜松へと向かう。
戦況はますます悪化し山間地へと疎開すると決めた恵介は、体の不自由な母をリヤカーに乗せ17時間に及ぶ山越えをする。
映画監督として名をはせた木下恵介監督の若き日のエピソードを題材にした作品。
予告編を観た時は、どのような作品になるのかわからなかったが、実際に鑑賞して親子愛を感じる作品でしたし、戦時中の日本もおかしな思想を持っていた事がわかるようなストーリーでした。
木下恵介を演じた加瀬亮も良かったけど、個人的には便利屋を演じた濱田岳のお調子者ぶりが光っていたと思います。
当時は思っていた事も口に出来ない風潮があったと思うけど、便利屋は思っていた事を口に出し、宿泊先の娘に気に入られようと、旅館の手伝いをしようとしたり、実にわかりやすい人で憎めなかったです。
そして、母・たまを演じた田中裕子も素晴らしかった。
脳溢血を患って、体を動かしたり、言葉を出すのが困難にも関わらず、恵介に映画を続けるように必死に説得するシーンが心に響きました。
やはり、母親は剛ですね。
最後の方で、木下監督の代表作がいくつかVTRで紹介されていたが、自分の知っている作品も多く、本当に凄い映画監督だった事を確認しました。
木下監督に限らず、昔の名作にもっと触れて見たくなりましたよ。
この記事へのコメント
確かに今の方が映像技術がある反面、横着している作品も観られますね。
その分、昔の映画が絡んだシーンを観ていて木下監督の良さが伝わりました。