映画「許されざる者」

映画「許されざる者」を鑑賞しました。

この映画は、クリント・イーストウッドが監督と主演を務め、アカデミー賞作品賞などに輝いた西部劇をリメイク。
江戸幕府最強の刺客として恐れられた男が、やむを得ぬ事情から一度は捨てた刀を手にしたことから壮絶な戦いに身を投じていく姿を描く作品。
開拓時代の西部から明治初期の北海道への舞台移行などの改変点にも注目。

ストーリーは、1880年、開拓が進む江戸幕府崩壊後の北海道。
人里離れた土地で子どもたちとひっそりと暮らす釜田十兵衛（渡辺謙）だが、その正体は徳川幕府の命を受けて志士たちを惨殺して回った刺客であった。
幕末の京都で人斬りとして名をとどろかせるも、幕府崩壊を機に各地を転々と流れ歩くようになり、五稜郭を舞台にした箱館戦争終結を境に新政府の追手をかわして失踪。それから10年あまり、十兵衛に刀を捨てさせる決意をさせた妻には先立たれ、経済的に困窮する日々を送っていた。

クリント・イーストウッド監督製作の「許されざる者」は未鑑賞。
だから、今回の作品は全くのオリジナルという感覚で観ていました。

江戸幕府崩壊後で、かつて人斬りだった男が主人公ってどこかで聞いたような気がしますが、当時の時代背景もあんな感じだったのでしょうかね。
オリジナルはアメリカ西部が舞台で、今回は開拓時代の北海道。
どちらも広大な風景が共通していますね。

全体的な感想としては気が重くなるようなシーンが多かった事。
人を殺すシーンや、拷問にかけるシーンが多く、劇中内でも笑うシーンなどはほとんどなかったですね。

それでも、ベテラン俳優を並べているだけあって、各登場人物ともに存在感を存分に出ていた。
その中でも主人公の釜田十兵衛を演じた渡辺謙と、警察署長の大石一蔵を演じた佐藤浩市は流石でした。
クライマックスで、その二人の決闘シーンが非常に呆気なかったけど（笑）
重苦しい内容を演出で見応えある作品に仕上げてくれたと思っています。

許されざる者 [DVD]
20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
2004-04-23

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Comments

[にゃむばなな]

オリジナルはオスカーを受賞したジーン・ハックマンの悪徳保安官が本当にいい悪役なんですよね。
それがこのリブート版にはなかったのは残念でした。

[FREE TIME]

＞にゃむばななさん
オリジナルの情報ありがとうございます。
機会があったら、レンタルでもいいので観てみようと思います。

[yukarin]

こんにちは♪
一応オリジナルも観ましたが、リメイクでも日本が舞台になってるので全く別のものとしても観られました。
役者さんも演技派の方々ばかりなので見応えはありましたね。
ただ、にゃむばななさんもおっしゃってるとおり、そこがちょっと残念でしたけどね。

[FREE TIME]

＞yukarinさん
こんばんは。
出演者達が好演していたのが良かったけど、やはり重苦しい内容だった分、個人的には好きな類ではない映画でした。