映画「ハクソー・リッジ」
7月1日のファーストデーに映画「ハクソー・リッジ」を鑑賞しました。
この映画は、俳優のメル・ギブソンがメガホンを取って放つ感動作。
第2次世界大戦中に銃を持たずに戦地入りし、多くの負傷した兵士を救った実在の人物をモデルに奇跡の逸話を描く作品。
ストーリーは、第2次世界大戦中、デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。
彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。
その後、妻(テリーサ・パーマー)と父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可される。
実話を基にした映画。
日本での公開日が6月24日というのも、沖縄慰霊の日(6月23日)に合わせたものでしょうかって、おそらくそうでしょうね。
タイトルにもなっている「ハクソー・リッジ」。
「ハクソー」はのこぎり、「リッジ」は「崖」の意味。
沖縄では「前田高地」と呼ばれているそうです。
主人公のデズモンド・ドスは、幼い頃の苦い記憶、そして信仰上の理由から2度と武器は持たないと心に誓う。
一方で愛国心は人一倍で衛生兵であれば国に尽くす事が出来ると陸軍兵を志願する。
しかし、戦争は人を殺す為に行うのが目的。
デズモンドの思想は軍に受け入れられず、上官からのしごきや、仲間からの嫌がらせに遭い、ついには軍法会議にまでかけられてしまうが、父のおかげで何とか衛生兵として軍に加わる事になる。
人を殺したくないというデズモンドの考えもわかるが、上官の「大切な人が攻撃されたらどうするのか」という問いかけの言い分もわかる。
果たして、どちらの言い分が正しいかというと正解はないのだと思います。
そもそも、戦争する事自体が馬鹿げた行為なのだから。
舞台を沖縄に移して戦争が繰り広げられるのですが、やはり観ていて気分のいいものではなかった。
銃撃、砲撃、火炎放射器などによって多くの人が命を落としていく。
中でも生きたまま人が焼かれる姿は、これまでの戦争映画やTVドラマでも見ていますが、何度見ても嫌なものです。
戦争によって命を落とした多くの兵士があちこちに転がっているのを見て、戦場ってこういう場所なんだなという事を痛感します。
そんな状況でもデズモンドは武器を持たず、自らの命を危険に晒しながらも負傷兵を救出し続ける。
救出する為に「もう1人助けさせてくれ」と祈って、戦地で多くの兵を救出する。
言葉でなく行動で自らの信念を証明し、仲間の信頼を勝ち得ていく姿には響くものがありました。
そんな沖縄での激しい戦いも終止符が打たれるわけですが、日本兵が一度は白旗を掲げて降参するように見せかけて手榴弾を投げつけたのには目を疑いたくなった。
実話を基にした作品なので、この場面も実際にやっていたのでしょうね。
この映画を観て、改めて戦争は愚かな行為で失うものばかり増えていく事を確認しました。
エンドロールでは実のデズモンド・ドス氏のその後を紹介していました。
当人も奥さんも父親も、今回の役を演じた人達によく似ているなと思いましたよ。
この映画は、俳優のメル・ギブソンがメガホンを取って放つ感動作。
第2次世界大戦中に銃を持たずに戦地入りし、多くの負傷した兵士を救った実在の人物をモデルに奇跡の逸話を描く作品。
ストーリーは、第2次世界大戦中、デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。
彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。
その後、妻(テリーサ・パーマー)と父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可される。
実話を基にした映画。
日本での公開日が6月24日というのも、沖縄慰霊の日(6月23日)に合わせたものでしょうかって、おそらくそうでしょうね。
タイトルにもなっている「ハクソー・リッジ」。
「ハクソー」はのこぎり、「リッジ」は「崖」の意味。
沖縄では「前田高地」と呼ばれているそうです。
主人公のデズモンド・ドスは、幼い頃の苦い記憶、そして信仰上の理由から2度と武器は持たないと心に誓う。
一方で愛国心は人一倍で衛生兵であれば国に尽くす事が出来ると陸軍兵を志願する。
しかし、戦争は人を殺す為に行うのが目的。
デズモンドの思想は軍に受け入れられず、上官からのしごきや、仲間からの嫌がらせに遭い、ついには軍法会議にまでかけられてしまうが、父のおかげで何とか衛生兵として軍に加わる事になる。
人を殺したくないというデズモンドの考えもわかるが、上官の「大切な人が攻撃されたらどうするのか」という問いかけの言い分もわかる。
果たして、どちらの言い分が正しいかというと正解はないのだと思います。
そもそも、戦争する事自体が馬鹿げた行為なのだから。
舞台を沖縄に移して戦争が繰り広げられるのですが、やはり観ていて気分のいいものではなかった。
銃撃、砲撃、火炎放射器などによって多くの人が命を落としていく。
中でも生きたまま人が焼かれる姿は、これまでの戦争映画やTVドラマでも見ていますが、何度見ても嫌なものです。
戦争によって命を落とした多くの兵士があちこちに転がっているのを見て、戦場ってこういう場所なんだなという事を痛感します。
そんな状況でもデズモンドは武器を持たず、自らの命を危険に晒しながらも負傷兵を救出し続ける。
救出する為に「もう1人助けさせてくれ」と祈って、戦地で多くの兵を救出する。
言葉でなく行動で自らの信念を証明し、仲間の信頼を勝ち得ていく姿には響くものがありました。
そんな沖縄での激しい戦いも終止符が打たれるわけですが、日本兵が一度は白旗を掲げて降参するように見せかけて手榴弾を投げつけたのには目を疑いたくなった。
実話を基にした作品なので、この場面も実際にやっていたのでしょうね。
この映画を観て、改めて戦争は愚かな行為で失うものばかり増えていく事を確認しました。
エンドロールでは実のデズモンド・ドス氏のその後を紹介していました。
当人も奥さんも父親も、今回の役を演じた人達によく似ているなと思いましたよ。
この記事へのコメント
だって他人の命の前に自分の命すら守れないかも知れないのに…。
でも信念の強さがそれを実現させたのでしょうね。
信じる心って本当に凄いですわ。
何度も命の危険に晒されながらも多くの負傷者を救出させるなんて並大抵の事ではありませんね。
本当に信じる心って凄いです。
觀るまでは舞台が沖縄だと知らず、複雑な心境で観てました。
映画で歴史などを知ることが多いですが、デズモンド・ドスという人は知りませんでした。
強い信念を持ったすごい人でしたね。
こんばんは。
自分は沖縄が舞台である事は事前に確認していましたが、その沖縄であんな悲惨な戦いがあったなんて過去の事とはいえ、本当に信じられません。
デズモンド・ドス氏は本当に芯が強く勇敢な衛生兵でしたね。