岡山学芸館、東山がともにPK戦を制して決勝進出

第101回全国高校サッカー選手権大会も準決勝。
会場を国立競技場に移して準決勝2試合が行われました。

第1試合は神村学園(鹿児島)vs岡山学芸館(岡山)。
ともに勝てば初の決勝進出。

試合は開始わずか6分で岡山学芸館が先取点。
しかし、神村学園の38分に福田選手がシュートのこぼれ球のいち早く反応し同点ゴール。
前半は1-1で折り返し。

後半に入ると点の取り合い。
14分に神村学園が大迫選手のFKが直接決まって勝ち越し。
岡山学芸館も負けじと今井選手がゴールを決めてすぐさま同点。

神村学園が再び勝ち越すが、岡山学芸館も直ぐに追いつき、3たび試合は振り出しに戻るシーソーゲームを展開。
結局、90分で決着がつかずに準決勝第1試合はPK戦に突入。

PK戦に入ると神村学園は2人失敗。
一方の岡山学芸館は4人全て成功。
PK戦は岡山学芸館が制して初の決勝進出。
岡山県勢としても16年ぶりに決勝進出を決めました。

第2試合は東山(京都)vs大津(熊本)。
大津が勝てば前回大会に続く決勝進出、東山が勝てば初の決勝進出。

試合は前半39分に大津が井伊選手のゴールで先取点。
前半は大津1点リードで折り返し。

後半に入っても大津が堅い守りで防いでいたが、18分に東山が同点に追いつき試合は振り出しへ。
結局、第2試合も90分で決着がつかずにPK戦に突入。

PK戦では大津が2人外したのに対して、東山は4人全て成功。
準決勝第2試合は東山が制して初の決勝進出。
京都府勢としては10年ぶりの決勝進出となりました。

準決勝は2試合とも自宅でTV観戦。
前回大会の青森山田のようなずば抜けたチームがない分、2試合とも実力伯仲の好ゲームとなりました。

第1試合は点の取り合い。
今大会屈指のストライカーと言われている福田選手擁する神村学園は流石の攻撃力を展開。
堅守が持ち味の岡山学芸館から3点取るのだから、この高校の攻撃力は出場校でもトップクラスでしょう。

しかし勝ち越した直後に2度も同点を許すなど、守備面では甘い部分が見られました。
結局、初戦から4試合全て先取点を許していましたね。
そこが神村学園の残念な部分でした。

第2試合も、いい試合でした。
第1試合と違って1点を巡る攻防。
東山も大津の堅守をこじ開けられませんでしたが、その堅守を掻い潜って見せた、あの同点ゴールは見事でした。

東山は準決勝に続く2試合連続PK戦での勝利。
GKの佐藤選手は試合中も好セーブを連発し、PKでも2度止める活躍。
GKとしては小柄ですが、いい選手です。

これで決勝戦の対戦カードは岡山学芸館vs東山に決定。
どちらが勝っても初優勝となりますが、岡山学芸館が勝てば岡山県勢としても初優勝となります。

決勝は成人の日の明後日キックオフ。
自分も明後日、国立競技場で観戦します。
第101回大会で新時代を迎えた高校サッカーの選手権大会を制するのは、どちらか。
決勝戦にふさわしい好ゲームとなってくれる事でしょう。

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