映画「ある閉ざされた雪の山荘で」

映画「ある閉ざされた雪の山荘で」を鑑賞しました。

この映画は、東野圭吾原作の小説を映画化したサスペンス。
大雪で外部との接触が断たれた山荘という設定の空間に集められた7人の役者たちが、実際に次々と姿を消していく作品。

ストーリーは、オーディションに合格した男女7人の役者が、早春の乗鞍高原のペンションに集まる。
大雪に見舞われ、孤立した山荘が舞台の殺人劇という設定の舞台稽古がスタートするが、現実の世界でも一人また一人と参加者たちが消えていく。
これは本当に芝居なのだろうかという疑心が、やがて役者たちの間に生まれていく。

2024年公開で最初に観る作品。
東野圭吾原作のミステリー小説を映画化した作品とあって劇場鑑賞してみる事に。

ある劇団の合宿形式でのオーディションに7人の若手俳優達が集合。
演出家の指示する設定は「雪の山荘」。
日時は3日間ですが、この3日間で予想外の出来事が襲ってきます。

詳細を書くのは一旦ここまでにしますが、タイトルからして雪の山荘で連続殺人が巻き起こるのかと思いましたが、「雪の山荘」はあくまで設定。
実際には雪は全く降りませんでした。

集まった7人は久我(重岡大毅)のみ外部から選ばれたフリーの役者で、他の6人は同じ劇団員。
ポスターでは8人の顔があったので1人足りないと思いながら観ていたのですが、その1人は後になって登場します。

7人のメンバーの中から3人が脱落。
久我は、いなくなったメンバーは本当に殺されたのではないかと推測。
雪の山荘と設定なので外部からの侵入は不可。
つまり犯人は残ったメンバーになるのですが、メンバーを何人か殺した人物が誰なのか、最初分かった時は拍子抜けしました。

殺人する動機は充分なのですが、殺された役者の死体はどこにあるのか、2度目の殺人にはアリバイがあったのにどうして。
それも残り時間で全て解決してくれました。
東野圭吾作品にしては、物足りない事件解決だなと思っていましたが、予想外の結末が待っていました。

8人いるメンバーの中で一番目立っていたのが森川葵ですね。
ステージの上で演技するシーンもさることながら、目的を果たすためには手段を選ばない鬼気迫った表情も見事でした。

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