映画「ネクスト・ゴール・ウィンズ」

映画「ネクスト・ゴール・ウィンズ」を鑑賞しました。

この映画は、「ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦」としてドキュメンタリー化もされた実話を基に描くヒューマンドラマ。
長い間公式戦未勝利だったアメリカ領サモアのサッカー代表チームが、FIFAワールドカップ・ブラジル大会予選で、新任コーチと共に初勝利を目指す作品。

ストーリーは、アメリカ領サモアのサッカー代表チームは、長きにわたりFIFAランキング最下位で、2001年には0対31という記録的大敗も喫していた。
チームに次の予選が迫る中、破天荒な性格でアメリカを追われたコーチのトーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)が、新たに代表チームのコーチに就任。
彼は世界で最も弱いと言われてきたチームの立て直しを図ろうとする。

日本ではＪリーグも開幕。
そんな時期に合わせたかのようにサッカーを題材にした映画を公開。
事実を基にした作品という事で劇場鑑賞してみる事にしました。

物語の舞台はサモア。
サモアというとラグビーの強い国のイメージがあります。
W杯でも日本と何度か対戦しているし。

そんなアメリカ領サモアはワールドカップ予選でオーストラリアで0-31で大敗する屈辱を味わいます。
サッカーは１点ずつしか入らない上に、点が入りにくい競技。
そんなサッカーの試合で31-0なんて、どれだけ力の差があったのでしょうか。

そんな弱すぎるサモア代表チームを強化しようと、アメリカサッカー協会が鬼コーチと呼ばれるトーマス・ロンゲンを派遣します。
FIFAランキング最下位の国を立て直そうとしてきたのだから凄腕なのかと思いきや、彼も人には話せない過去を抱えていました。

トーマスはチームを強化すべく練習に力を入れますが、肝心の選手達がやる気がない。
１勝どころか１点も取った事がないので負け癖が染みついているのでしょう。
そしてワールドカップ予選で隣国のトンガとの試合を迎える事になります。

試合のシーンはありきたりな展開でしたが、出来の悪い前半からハーフタイムを経て後半に巻き返し。
そしてチーム一丸となっての勝利。
これが実話なのだから観ている方もたまらなくなりました。

エンドロールでは現在のサモアイレブンや実在のトーマス・ロンゲン氏が登場します。
こういった映像を見て、改めて実在した話だった事を再確認しました。