映画「あんのこと」
映画「あんのこと」を鑑賞しました。
この映画は、入江悠監督が、世界的パンデミックが起きた2020年のある日の新聞記事に着想を得て撮り上げた人間ドラマ。
機能不全の家庭に育ちすさんだ生活を送る少女が、ある出会いをきっかけに生きる希望を見いだそうとする中、非情な現実に翻弄される作品。
ストーリーは、ホステスの母親、足が不自由な祖母と暮らす香川杏(河合優実)は幼いころから虐待を受けて育ち、若くして売春に手を染め、さらに違法薬物の常習者になってしまう。
ある日人情深い刑事・多々羅(佐藤二朗)に補導されたことをきっかけに、更生の道を歩み出す。
さらに多々羅の友人である記者・桐野(稲垣吾郎)らの助けを借りながら、杏は新たな仕事や住まいを探し始める。
そうしてかすかな希望をつかみかけた矢先、世界的パンデミックによって事態が一変する。
上映が始まる前に冒頭の字幕で「これは実話に基づいた映画です」との表示。
この字幕が出て来る時点で重く苦しい内容なのだなと想像に難くありませんでした。
主人公の香川杏は幼少期から母親の虐待を受けていて、小学校4年生で不登校に。
12歳からは母親に売春を強いられる過酷な人生を送ってきました。
そんな杏が金を稼ぐ手段の1つとして、自身も覚醒剤に依存する状態に。
そして2018年秋に逮捕されるが、その際に出会った刑事・多々羅に励まされ、彼が主宰する薬物更生者の自助グループに通う始める。
多々羅の活動を取材する週刊誌記者の桐野も、杏の良き理解者となり、杏の人生に光が差し込みます。
いろいろな人の援助もあって母親から距離を置く事が出来、仕事も見つかり、夜間中学校で勉強を始める事になった杏。
そんな更生を道を歩んできた最中、信頼していた人が杏を裏切り、2020年には全世界を巻き込んだコロナ禍が日本も襲ってきます。
コロナ禍によって非正規雇用の杏は休職を余儀なくされ、昼夜問わず学校自体が休校する事となり学ぶ事も出来なくなります。
こうして杏は再び孤独となりますが、今度は同じマンションに住んでいる女性から子供の世話を無理矢理頼まされる事に。
介護施設で得た知識を活かして子育てに生き甲斐を感じるようになった杏にとっては、子供と一緒にいる事で希望を見出そうとしていたかもしれません。
しかし、距離を置いていた母親によって再び家に連れ戻され、育ててきた子供も勝手に引き離されてしまいます。
生きる希望を失った杏は最悪の選択をする事に。
まさかと思いながら観ていたけど、流石に最悪な結末になってしまった事で涙を流すのというより、ただ唖然とするしかありませんでした。
2020年のコロナ禍。
この年に人生が一変してしまった人は多いでしょう。
東京オリンピックが延期となり、甲子園も春夏ともに中止。
そういう事よりも杏のようにかけがえのない人々や仕事を失った人達の方が辛かった事でしょう。
杏のような決断をした人だっていた筈。
そういう事を考えると、世界中に病原菌をばら撒いて知らん顔をしている中国には未だに怒りがこみ上げてきます。
主人公の杏を演じた河合優実。
今年の冬に放送されたTBS系列のドラマ「不適切にもほどがある」で主人公の娘を演じていたのが記憶に新しいところ。
今回の「あんのこと」でも一躍名を上げて、今年ブレークした俳優の1人になる事は間違いないでしょう。
この映画は、入江悠監督が、世界的パンデミックが起きた2020年のある日の新聞記事に着想を得て撮り上げた人間ドラマ。
機能不全の家庭に育ちすさんだ生活を送る少女が、ある出会いをきっかけに生きる希望を見いだそうとする中、非情な現実に翻弄される作品。
ストーリーは、ホステスの母親、足が不自由な祖母と暮らす香川杏(河合優実)は幼いころから虐待を受けて育ち、若くして売春に手を染め、さらに違法薬物の常習者になってしまう。
ある日人情深い刑事・多々羅(佐藤二朗)に補導されたことをきっかけに、更生の道を歩み出す。
さらに多々羅の友人である記者・桐野(稲垣吾郎)らの助けを借りながら、杏は新たな仕事や住まいを探し始める。
そうしてかすかな希望をつかみかけた矢先、世界的パンデミックによって事態が一変する。
上映が始まる前に冒頭の字幕で「これは実話に基づいた映画です」との表示。
この字幕が出て来る時点で重く苦しい内容なのだなと想像に難くありませんでした。
主人公の香川杏は幼少期から母親の虐待を受けていて、小学校4年生で不登校に。
12歳からは母親に売春を強いられる過酷な人生を送ってきました。
そんな杏が金を稼ぐ手段の1つとして、自身も覚醒剤に依存する状態に。
そして2018年秋に逮捕されるが、その際に出会った刑事・多々羅に励まされ、彼が主宰する薬物更生者の自助グループに通う始める。
多々羅の活動を取材する週刊誌記者の桐野も、杏の良き理解者となり、杏の人生に光が差し込みます。
いろいろな人の援助もあって母親から距離を置く事が出来、仕事も見つかり、夜間中学校で勉強を始める事になった杏。
そんな更生を道を歩んできた最中、信頼していた人が杏を裏切り、2020年には全世界を巻き込んだコロナ禍が日本も襲ってきます。
コロナ禍によって非正規雇用の杏は休職を余儀なくされ、昼夜問わず学校自体が休校する事となり学ぶ事も出来なくなります。
こうして杏は再び孤独となりますが、今度は同じマンションに住んでいる女性から子供の世話を無理矢理頼まされる事に。
介護施設で得た知識を活かして子育てに生き甲斐を感じるようになった杏にとっては、子供と一緒にいる事で希望を見出そうとしていたかもしれません。
しかし、距離を置いていた母親によって再び家に連れ戻され、育ててきた子供も勝手に引き離されてしまいます。
生きる希望を失った杏は最悪の選択をする事に。
まさかと思いながら観ていたけど、流石に最悪な結末になってしまった事で涙を流すのというより、ただ唖然とするしかありませんでした。
2020年のコロナ禍。
この年に人生が一変してしまった人は多いでしょう。
東京オリンピックが延期となり、甲子園も春夏ともに中止。
そういう事よりも杏のようにかけがえのない人々や仕事を失った人達の方が辛かった事でしょう。
杏のような決断をした人だっていた筈。
そういう事を考えると、世界中に病原菌をばら撒いて知らん顔をしている中国には未だに怒りがこみ上げてきます。
主人公の杏を演じた河合優実。
今年の冬に放送されたTBS系列のドラマ「不適切にもほどがある」で主人公の娘を演じていたのが記憶に新しいところ。
今回の「あんのこと」でも一躍名を上げて、今年ブレークした俳優の1人になる事は間違いないでしょう。
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