2024年の漢字は「金」

年末恒例の京都・清水寺で発表される今年の漢字。
2024年は「金」が選ばれました。
オリンピックイヤー恒例の漢字と言っていいでしょう。

2024年の世相を表す「今年の漢字」に「金」が選ばれ、世界遺産・清水寺(京都市東山区)で12日、森 清範貫主揮毫した。
公益財団法人「日本漢字能力検定協会」(同)が毎年公募しており、今年で30回目。応募総数22万1971票の中で「金」が最多の1万2148票(5.47%)だった。「金」が選ばれたのは2021年以来で、5度目となる。
選んだ理由では、パリ五輪・パラリンピックでの日本人選手の躍進といった明るい世相だけでなく、「政治とカネ(金)」の問題といった影の面を挙げたものも目立ったという。
2位は、能登半島地震などを受けた「災」。3位は、米大リーグで史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した大谷翔平選手にちなむ「翔」だった。(読売新聞)

今や、年末の恒例行事となった今年の漢字。
今回で30回目なんですね。
本当に時の流れは早いものです。

今年はオリンピックイヤーなので、「金」が選ばれると思っていました。
あまりにも順当すぎる結果に、ちょっと拍子抜けしています。

「金」が選ばれるのは3年ぶり5回目。
2012年のロンドン五輪、2016年のリオ五輪、そして2021年の東京五輪と、過去の夏季五輪が開催された年は、ほとんどと言っていいほど「金が選ばれています。

もっとも、「金」が選ばれたのはパリ五輪以外にも理由があるそうです。
50本塁打、50盗塁を達成した大谷選手の金字塔。
佐渡金山の世界遺産登録などがそれに該当しますかね。

もっとも、「金」読み方は「きん」だけでなく「かね」も。
政治資金や裏金問題、金目当てによる闇バイトの犯行など暗い部分もあり。
そう考えると、今年の漢字に「金」が選ばれたのも妥当なのかなと思います。

2位の「災」も納得の漢字。
元日の能登半島地震や、翌日に発生した航空機の火災事故などがありますね。
能登半島は、その後も余震や大雨など災難に見舞われ、復興もままならない状態。
早く日常生活に戻る事を祈るばかりです。

3位の「翔」は、大谷翔平選手の「翔」に尽きますね。
ドジャース移籍1年目にしてワールドシリーズを制覇し、自身も2年連続MVP。
来年も大谷選手がニュースの中心になっていくでしょう。

来年は2025年。
終戦80年目を迎えます。
来年は明るい話題での漢字が選ばれてほしいと思います。

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