映画「正体」
映画「正体」を鑑賞しました。
この映画は、藤井道人監督などを手掛け、染井為人の小説を原作に描くサスペンス。
変装と潜伏を繰り返しながら、日本中を巡る指名手配犯の488日間にわたる逃走劇を映し出す作品。
ストーリーは、殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木慶一(横浜流星)は脱走に成功。
日本各地で潜伏しながら逃走を続ける鏑木が安藤沙耶香(吉岡里帆)や野々村和也(森本慎太郎)、酒井舞(山田杏奈)らと出会う一方、彼を追う刑事の又貫(山田孝之)は沙耶香らを取り調べる。
しかし彼らが語る鏑木の人物像はそれぞれ全く異なり、まるで別人のようだった。
今年の「報知映画賞」で作品賞に輝いた作品。
当初は劇場の予告編で重苦しそうな感じだったので鑑賞予定には入れていなかったのですが、公開前に受賞した事で「そんなに凄い作品なのか」と思い、劇場鑑賞をしてみる事にしました。
きっかけとなった事件は東村山市で起きた一家殺人事件。
幼い子供を含む一家3人を惨殺し、その場にいたのを取り押さえられた鏑木が当初から犯行を否認しつつも、凶器に残された指紋や唯一生き残った遺族の証言から有罪と見なされ死刑判決を受ける事に。
そんな鏑木は、ある日拘置所から脱走する事に。
担当刑事の又貫(山田孝之)は、容姿や名前を変えて日本中を転々とする鏑木を追いかけますが、又貫の心の中にも日を重ねるごとに疑問が深まっていきます。
脱走した鏑木は、逃走先でいろいろな人と出会っていきます。
決死の逃走劇と、鏑木が逃走中に接触した人々とのエピソードが描かれていきますが、その描写が秀逸でした。
脱獄から約3ヶ月後、大阪の建設工事現場で働く野々村和也は、業務中にケガをして困っていた所を鏑木に助けられます。
その半年後には記者の安藤沙耶香がフリーライター・那須として働く鏑木と仲を深めていきます。
1年が経とうとする頃には長野県で働く介護スタッフ・酒井舞が職場の優しい先輩・桜井として働く鏑木に淡い思いを寄せる事に。
なぜ長野県の介護施設で働いていたのか。
それも明らかになっていきますが、警察もある事から鏑木が長野県の介護施設にいる事を突き止め、又貫も追う事に。
そこで真実が本当の犯人が誰なのかも明らかになっていきます。
結論から言うと別件の一家殺人事件で逮捕されていた犯人が余罪をほのめかしている事、警察も誤認逮捕の可能性がある事を認めた事で鏑木は無罪を勝ち取る事に。
鏑木慶一の「正体」を知る3人の協力もあって無罪を掴んだわけですが、そこに至るまで圧力に屈せずに大切に思う人を信じ続けた過程もしっかりと描かれていました。
主人公の鏑木を演じた横浜流星。
来年の大河ドラマの主演を務めますが、ここまでの演技を見せてくれるとは思いませんでした。
あれだけの端整な顔だちを不細工に見せたりするなんて、たとえ演技でも簡単な事ではないと思います。
これで来年の大河ドラマも楽しみです。
この映画は、藤井道人監督などを手掛け、染井為人の小説を原作に描くサスペンス。
変装と潜伏を繰り返しながら、日本中を巡る指名手配犯の488日間にわたる逃走劇を映し出す作品。
ストーリーは、殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けた鏑木慶一(横浜流星)は脱走に成功。
日本各地で潜伏しながら逃走を続ける鏑木が安藤沙耶香(吉岡里帆)や野々村和也(森本慎太郎)、酒井舞(山田杏奈)らと出会う一方、彼を追う刑事の又貫(山田孝之)は沙耶香らを取り調べる。
しかし彼らが語る鏑木の人物像はそれぞれ全く異なり、まるで別人のようだった。
今年の「報知映画賞」で作品賞に輝いた作品。
当初は劇場の予告編で重苦しそうな感じだったので鑑賞予定には入れていなかったのですが、公開前に受賞した事で「そんなに凄い作品なのか」と思い、劇場鑑賞をしてみる事にしました。
きっかけとなった事件は東村山市で起きた一家殺人事件。
幼い子供を含む一家3人を惨殺し、その場にいたのを取り押さえられた鏑木が当初から犯行を否認しつつも、凶器に残された指紋や唯一生き残った遺族の証言から有罪と見なされ死刑判決を受ける事に。
そんな鏑木は、ある日拘置所から脱走する事に。
担当刑事の又貫(山田孝之)は、容姿や名前を変えて日本中を転々とする鏑木を追いかけますが、又貫の心の中にも日を重ねるごとに疑問が深まっていきます。
脱走した鏑木は、逃走先でいろいろな人と出会っていきます。
決死の逃走劇と、鏑木が逃走中に接触した人々とのエピソードが描かれていきますが、その描写が秀逸でした。
脱獄から約3ヶ月後、大阪の建設工事現場で働く野々村和也は、業務中にケガをして困っていた所を鏑木に助けられます。
その半年後には記者の安藤沙耶香がフリーライター・那須として働く鏑木と仲を深めていきます。
1年が経とうとする頃には長野県で働く介護スタッフ・酒井舞が職場の優しい先輩・桜井として働く鏑木に淡い思いを寄せる事に。
なぜ長野県の介護施設で働いていたのか。
それも明らかになっていきますが、警察もある事から鏑木が長野県の介護施設にいる事を突き止め、又貫も追う事に。
そこで真実が本当の犯人が誰なのかも明らかになっていきます。
結論から言うと別件の一家殺人事件で逮捕されていた犯人が余罪をほのめかしている事、警察も誤認逮捕の可能性がある事を認めた事で鏑木は無罪を勝ち取る事に。
鏑木慶一の「正体」を知る3人の協力もあって無罪を掴んだわけですが、そこに至るまで圧力に屈せずに大切に思う人を信じ続けた過程もしっかりと描かれていました。
主人公の鏑木を演じた横浜流星。
来年の大河ドラマの主演を務めますが、ここまでの演技を見せてくれるとは思いませんでした。
あれだけの端整な顔だちを不細工に見せたりするなんて、たとえ演技でも簡単な事ではないと思います。
これで来年の大河ドラマも楽しみです。
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