浦和レッズ2024年総括
今年も残り1週間を切りました。
そろそろ浦和レッズの2024年を総括したいと思います。
ヘグモ新監督を迎えて臨むシーズン。
補強面ではFWにサンタナ選手、MFに渡邊選手、グスタフソン選手、ソルバッケン選手などが加入。
レンタル移籍していた宇賀神選手と武田選手がレッズに復帰など。
一方で明本選手と荻原選手が海外移籍(荻原選手はレンタル)しました。
昨年のサポーターの暴動によって天皇杯は出場停止。
ACL出場権も逃がしたのでリーグ戦、ルヴァン杯と国内戦のみ戦う事に。
リーグ戦では開幕戦でサンフレッチェ広島に0-2で完敗。
その後も昨年はリーグ最少失点と堅守を誇ってたのがウソのようにあっさり失点するシーンが目立ち、一回りする前に昨年の失点数を上回ってしまう崩壊ぶり。
一方で攻撃面では昨年より得点数が上がったものの、それと引き換えに守備がボロボロになっては意味がありません。
6月末にはキャプテン、副キャプテンだったヘグモ選手と酒井選手が揃って退団。
守備の要に加えて精神的支柱を失う有様。
その後も岩尾選手、伊藤選手などシーズン途中での退団者が相次ぎ、その上、故障者ばかり発生してベストメンバーが組めない状況。
故障者ばかり発生するのは、しごきに近い練習を繰り返していたという話をチラッと聞きました。
この時点でヘグモ監督の手腕と人望のなさに疑問を持つ人が多かったかと思います。
7月には当時リーグワースト3のチームとの3連戦でしたが、まさに1分2敗。
この時点で優勝争いどころか残留争いに。
その後も勝てない試合や天候不順によるホームゲーム中止が相次ぎチーム状況は好天しないまま。
8月下旬にはヘグモ監督の解任を発表し、後任は昨年指揮したスコルジャ監督が復帰。
一体どうなっているのと思い、フロントの体たらくに呆れるばかりでした。
スコルジャ監督になってからは失点は減ったが、その代わり得点力が激減。
昨年にはなかった4連敗を喫するなど、監督が代わってもチーム状況は変わらず。
昨年同様、夏の補強で加入した選手が働かず。
中でもレッズに復帰した原口選手が最後までパフォーマンスが上がってこなかったのが誤算でした。
結局、リーグ戦は12勝14敗12分けの13位でフィニッシュ。
ルヴァン杯でも3回戦でJ2チームに敗退。
今年は何とか残留したけど、この戦力とフロントではJ2降格もあり得るでしょう。
補強した選手で活躍した選手といえば、何と言っても渡邊選手。
全試合スタメンに出場。
トップ下で起用したかと思えば、左SBで起用したりとポジションは流動的でしたが、最後までよく戦ってくれました。
グスタフソン選手も次元の違いを見せてくれました。
しかし、故障が多いし守備をさぼる部分があったので、個人的にはあまり評価しづらい選手。
もし、来季もレッズでプレーしてくれるとありがたいけど、前監督の秘蔵っ子だけにどうなる事か。
やはりショルツ選手の退団が痛手でした。
チームのキャプテンがレベルが高いとはいえない中東へシーズン途中へ移籍。
よほど前監督が嫌だったのでしょうね。
スコルジャ監督がレッズに戻ってきたから、彼も戻ってくるなんて事があればいいのですが。
そして今までレッズを牽引してきて興梠選手と宇賀神選手が今季限りで引退を表明。
宇賀神選手がユース出身の大学経由で長年レッズを引っ張ってくれました。
2018年の天皇杯決勝戦で見せた決勝ゴールは見事でした。
そして、興梠選手が鹿島アントラーズから2013年に浦和レッズへ移籍。
移籍当初はいろいろ言われていたけどは引退セレモニーでも言っていましたが、自分が噂話があった時から彼がレッズに移籍する事は大歓迎でしたから。
「興梠選手のベストゴールを1つ挙げてみて下さい。」と言われたら1つに絞れないのが本音。
あえて1つ挙げるとすれば2009年の最終節に土砂降りの埼スタで見せたダイビングヘッドというのは冗談で、平成ラストゴールとなった2019年のアウェー清水戦になりますかね。
自分は、この試合は現地にいませんでしたが、Jリーグが続く限り、平成最後のゴールを決めた選手としてその名は残ります。
現地観戦となると、2013年のホーム・湘南戦で見せた移籍初ゴールですかね。
ここから伝説が始まりましたから。
今シーズンのベストゲームを現地観戦した試合から1試合挙げるとすると、4月のホーム・鳥栖戦。
11月のホーム広島戦も考えたのですが、前半のうちから大量失点をされていてもおかしくないくらいに攻められっぱなしだった事を考えると、降格したチーム相手とはいえ終始相手を圧倒し無失点勝利した鳥栖戦を選びます。
逆にいうと、それだけホームでいい試合を見せてくれなかったって事にもなりますが。
逆にワーストを挙げるとしたら7月のホーム・札幌戦。
ダントツの最下位で10試合以上も勝ち星から遠ざかっていたチームに4失点。
後半に3点を返したが、あまりにも失点が多すぎました。
しかも、相手の相手の枠内シュートも4本だったとの事なので、余計に守備のザルさが際立つ試合となりました。
今季のベストゴールを1つ挙げるなら、ホーム鹿島戦で見せた武田選手の直接FK。
ゴール前に合わせるような合図をしながら直接狙ってのゴール。
これには敵だけでなく味方も虚を突かれたのではないでしょうか。
FKのスペシャリストが誕生したかと思いきや、その後は出番も少なくなり、オフにはベガルタ仙台へ完全移籍。
こうやって自前で獲得した選手をまともに育てようとせず簡単に放出を繰り返していては、新卒の選手から敬遠されてしまいますよ。
今季の観戦はリーグ戦18試合。
観戦成績は6勝5敗7分。(前半戦のみの観戦だった川崎戦は引き分けの中にカウント)
アウェーは3試合観戦(新潟、京都、鹿島)
アウェーグルメは以下の通り
来年は、6月~7月にクラブワールドカップを日本代表として戦います。
しかし、ここまで目立った補強話はなし。
ディフェンス陣の駒が足りていないのに流出ばかりで獲得情報はなし。
他クラブが積極的に動いているというのに、一体、何をやっているのか。
はっきり言って「仕事をしていない」のではなく、「仕事が出来ない」のでしょうね。
今のメンバー構成では、クラブワールドカップどころかリーグ戦も戦えません。
場合によっては再来年以降はJ2で戦う事になると思います。
もうレッズも鹿島やFC東京みたいに親会社が代わる、つまり三菱が経営から手を引くぐらいしか再建の道はないのかと思います。
いろいろ愚痴ばかりになってしまいましたが、最後に、2024年シーズンも共に戦ったサポの皆様、大変お疲れ様でした。
興梠選手が引退セレモニーがサポに苦言を呈した事を肝に銘じて来季もサポートしていきましょう。
そろそろ浦和レッズの2024年を総括したいと思います。
ヘグモ新監督を迎えて臨むシーズン。
補強面ではFWにサンタナ選手、MFに渡邊選手、グスタフソン選手、ソルバッケン選手などが加入。
レンタル移籍していた宇賀神選手と武田選手がレッズに復帰など。
一方で明本選手と荻原選手が海外移籍(荻原選手はレンタル)しました。
昨年のサポーターの暴動によって天皇杯は出場停止。
ACL出場権も逃がしたのでリーグ戦、ルヴァン杯と国内戦のみ戦う事に。
リーグ戦では開幕戦でサンフレッチェ広島に0-2で完敗。
その後も昨年はリーグ最少失点と堅守を誇ってたのがウソのようにあっさり失点するシーンが目立ち、一回りする前に昨年の失点数を上回ってしまう崩壊ぶり。
一方で攻撃面では昨年より得点数が上がったものの、それと引き換えに守備がボロボロになっては意味がありません。
6月末にはキャプテン、副キャプテンだったヘグモ選手と酒井選手が揃って退団。
守備の要に加えて精神的支柱を失う有様。
その後も岩尾選手、伊藤選手などシーズン途中での退団者が相次ぎ、その上、故障者ばかり発生してベストメンバーが組めない状況。
故障者ばかり発生するのは、しごきに近い練習を繰り返していたという話をチラッと聞きました。
この時点でヘグモ監督の手腕と人望のなさに疑問を持つ人が多かったかと思います。
7月には当時リーグワースト3のチームとの3連戦でしたが、まさに1分2敗。
この時点で優勝争いどころか残留争いに。
その後も勝てない試合や天候不順によるホームゲーム中止が相次ぎチーム状況は好天しないまま。
8月下旬にはヘグモ監督の解任を発表し、後任は昨年指揮したスコルジャ監督が復帰。
一体どうなっているのと思い、フロントの体たらくに呆れるばかりでした。
スコルジャ監督になってからは失点は減ったが、その代わり得点力が激減。
昨年にはなかった4連敗を喫するなど、監督が代わってもチーム状況は変わらず。
昨年同様、夏の補強で加入した選手が働かず。
中でもレッズに復帰した原口選手が最後までパフォーマンスが上がってこなかったのが誤算でした。
結局、リーグ戦は12勝14敗12分けの13位でフィニッシュ。
ルヴァン杯でも3回戦でJ2チームに敗退。
今年は何とか残留したけど、この戦力とフロントではJ2降格もあり得るでしょう。
補強した選手で活躍した選手といえば、何と言っても渡邊選手。
全試合スタメンに出場。
トップ下で起用したかと思えば、左SBで起用したりとポジションは流動的でしたが、最後までよく戦ってくれました。
グスタフソン選手も次元の違いを見せてくれました。
しかし、故障が多いし守備をさぼる部分があったので、個人的にはあまり評価しづらい選手。
もし、来季もレッズでプレーしてくれるとありがたいけど、前監督の秘蔵っ子だけにどうなる事か。
やはりショルツ選手の退団が痛手でした。
チームのキャプテンがレベルが高いとはいえない中東へシーズン途中へ移籍。
よほど前監督が嫌だったのでしょうね。
スコルジャ監督がレッズに戻ってきたから、彼も戻ってくるなんて事があればいいのですが。
そして今までレッズを牽引してきて興梠選手と宇賀神選手が今季限りで引退を表明。
宇賀神選手がユース出身の大学経由で長年レッズを引っ張ってくれました。
2018年の天皇杯決勝戦で見せた決勝ゴールは見事でした。
そして、興梠選手が鹿島アントラーズから2013年に浦和レッズへ移籍。
移籍当初はいろいろ言われていたけどは引退セレモニーでも言っていましたが、自分が噂話があった時から彼がレッズに移籍する事は大歓迎でしたから。
「興梠選手のベストゴールを1つ挙げてみて下さい。」と言われたら1つに絞れないのが本音。
あえて1つ挙げるとすれば2009年の最終節に土砂降りの埼スタで見せたダイビングヘッドというのは冗談で、平成ラストゴールとなった2019年のアウェー清水戦になりますかね。
自分は、この試合は現地にいませんでしたが、Jリーグが続く限り、平成最後のゴールを決めた選手としてその名は残ります。
現地観戦となると、2013年のホーム・湘南戦で見せた移籍初ゴールですかね。
ここから伝説が始まりましたから。
今シーズンのベストゲームを現地観戦した試合から1試合挙げるとすると、4月のホーム・鳥栖戦。
11月のホーム広島戦も考えたのですが、前半のうちから大量失点をされていてもおかしくないくらいに攻められっぱなしだった事を考えると、降格したチーム相手とはいえ終始相手を圧倒し無失点勝利した鳥栖戦を選びます。
逆にいうと、それだけホームでいい試合を見せてくれなかったって事にもなりますが。
逆にワーストを挙げるとしたら7月のホーム・札幌戦。
ダントツの最下位で10試合以上も勝ち星から遠ざかっていたチームに4失点。
後半に3点を返したが、あまりにも失点が多すぎました。
しかも、相手の相手の枠内シュートも4本だったとの事なので、余計に守備のザルさが際立つ試合となりました。
今季のベストゴールを1つ挙げるなら、ホーム鹿島戦で見せた武田選手の直接FK。
ゴール前に合わせるような合図をしながら直接狙ってのゴール。
これには敵だけでなく味方も虚を突かれたのではないでしょうか。
FKのスペシャリストが誕生したかと思いきや、その後は出番も少なくなり、オフにはベガルタ仙台へ完全移籍。
こうやって自前で獲得した選手をまともに育てようとせず簡単に放出を繰り返していては、新卒の選手から敬遠されてしまいますよ。
今季の観戦はリーグ戦18試合。
観戦成績は6勝5敗7分。(前半戦のみの観戦だった川崎戦は引き分けの中にカウント)
アウェーは3試合観戦(新潟、京都、鹿島)
アウェーグルメは以下の通り
新潟・・・タレカツ丼
京都・・・京風ルーローハン
鹿島・・・唐揚げそば、モツ煮、ハム焼き
来年は、6月~7月にクラブワールドカップを日本代表として戦います。
しかし、ここまで目立った補強話はなし。
ディフェンス陣の駒が足りていないのに流出ばかりで獲得情報はなし。
他クラブが積極的に動いているというのに、一体、何をやっているのか。
はっきり言って「仕事をしていない」のではなく、「仕事が出来ない」のでしょうね。
今のメンバー構成では、クラブワールドカップどころかリーグ戦も戦えません。
場合によっては再来年以降はJ2で戦う事になると思います。
もうレッズも鹿島やFC東京みたいに親会社が代わる、つまり三菱が経営から手を引くぐらいしか再建の道はないのかと思います。
いろいろ愚痴ばかりになってしまいましたが、最後に、2024年シーズンも共に戦ったサポの皆様、大変お疲れ様でした。
興梠選手が引退セレモニーがサポに苦言を呈した事を肝に銘じて来季もサポートしていきましょう。
この記事へのコメント
先ずは今シーズンもお疲れ様でした。今季のレッズは、最初と途中で言っていた事やっていた事がまるで違うような状態で、フロントからして何がやりたかったのか、よくわからない無様なシーズンでした。結局のところ、大風呂敷を拡げたくせに実は見切り発車ばかりで、根拠無き軽い計画ばかりで、明確なものなんて無かったのでしょう。
来季は世界で恥をかけないシーズンになるので、きちんと高い計画性を作っている事を願うばかりです。補強に関しては、先ずはレンタルバックから、本当の発表はこれからでしょうから、そこは焦らず待ちましょう。
年迫ってまいりましたが、今年も一年お世話になり、ありがとうございました。また来年もよろしくお願い申し上げます。
よいお年をお迎えください。
こんにちは。
本当にフロントの迷走に振り回された1年になりましたね。
こんなクラブ経営しか出来ないのなら、他に身売りしてほしいぐらいです。
今のままでは世界で恥をかくし3試合やって帰国するだけで終わると思います。
でも出場するからには、やる事をやってほしいですね。
今季も1年間お世話になりました。
来季も宜しくお願い致します。
では、良いお年を。
色々言いたい事はある1年だと思います。新潟のように金のない(人件費を使わない)クラブと人件費はJ1で1番使うクラブでやると監督が代わると複数年契約が弊害になると痛感させられます。
個人的には会社が我慢し社長が是永さんのようにサッカーをよくわかる人が必要ですね。今の新潟があるのは是永さんが持ち込んだバルサのメゾットとベースをそのまま現社長が弄らずフロントがその路線を継承しているからなのでそこが浦和に足りないと感じます。どんなにいい選手を集めてもサッカーのベースをコロコロ変えたらダメだと痛感した1年ですね。監督が代われば良くなるという考えでは良くなりません。
来季はいよいよクラブW杯ですね!グループリーグ突破すれば合格なので日本のクラブができる姿を見せるシーズンにしましょう!
おはようございます。
コメントの返信が遅くなり失礼しました。
レッズのフロントは今に始まったことではないので別に驚きはしませんが、三菱自動車時代より酷くなっているので、本当に身売りしてほしい気分です。
クラブワールドカップですが、同じゾーンの3チームはどこも強そうですね。
せめて勝ち点1ぐらいは獲って日本に帰国してくれたら上出来です。