映画「GIANTS THE MOVIE ~頂点への挑戦~」

映画「GIANTS THE MOVIE ~頂点への挑戦~」を鑑賞しました。

この映画は、プロ野球チーム「読売ジャイアンツ」の2024年ペナントレースに密着したドキュメンタリー。
球団創設90周年を迎えた節目の年に4年ぶりのセントラル・リーグ優勝を飾り、クライマックスシリーズ進出を果たした読売ジャイアンツの舞台裏を、阿部慎之助監督をはじめとするスタッフや選手たちの知られざる姿、インタビューなどと共に映し出す作品。

2024年に球団創設90周年を迎えた読売ジャイアンツ。
監督も阿部慎之助監督に代わり、リーグ優勝そして日本一を目指すシーズンを臨む事に。
最初はキャンプイン初日の阿部監督がユニフォームに袖を通すシーンから。
背番号は83で、阿部監督は「僕を育ててくれた2人の背番号」と言っていましたね。
8は原前監督、3は長嶋終身名誉監督ですね。

この映画では、阿部監督以外に何人かの選手にスポットライトを当てています。
自分が見た限りでは岡本選手、戸郷選手、坂本選手、菅野選手、小林選手、大勢選手、吉川選手といったあたりでしょうか。

開幕戦の相手は前年日本一の阪神タイガース。
初の開幕投手に抜擢された戸郷選手はバックの好守にも助けられましたが、タイガース打線を6回まで無失点に抑える好投もあって3-0で勝利。
幸先のいいスタートを切りましたが、その後はなかなか調子が上がらず。
そんな時に阿部監督から試合中にかけられた声をきっかけに開き直り、甲子園のタイガース戦でノーヒットノーランの快挙。

菅野選手は前年4勝に終わりましたが、キャンプ時からいいボールを投げていて菅野選手投手コーチともに手応えをつかんでいた様子。
捕手も小林選手が専属でマスクをかぶる事になり15勝の勝ち星をマークし、チームに大きく貢献しました。

その後、山あり谷ありのシーズンでしたが、シーズン最終盤まで優勝争いに加わり、9月には広島カープ、阪神タイガースとの直接対決に勝利。
中でも負ければ首位転落となる甲子園でのタイガース戦、坂本選手の代打タイムリーで勝てた試合は大きかったですね。
開幕から打撃の調子が上がらず、7月には2軍落ちも経験した坂本選手。
2軍で調整していた時に、原前監督とのマンツーマン指導の映像を流していましたが、ユニフォームを脱いでも師弟関係は変わらないものですね。
結局、ジャイアンツが2024年のセ・リーグを4年ぶりに制覇。
現役時代の背番号(10)と同じ回数を胴上げする映像が近くで撮られていて、何だか自分も胴上げに参加している気分でした。

日本シリーズをかけたクライマックスシリーズではセ・リーグ3位の横浜DeNAベイスターズに不覚を取り日本シリーズ進出はならず。
内野手の要である吉川選手をケガで欠いていたとはいえ。まだまだ強いチームにはなれていなかったという事ですね。
来シーズンに向けて大きな宿題が見つかった事でしょう。

特別上映で2,200円と通常の映画鑑賞料金に比べて高いのですが、中身の濃いドキュメンタリー映画に仕上がっていました。
ちなみに入場者に渡されるステッカーですが、私がゲットしたステッカーは戸郷選手でした。
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