横浜が19年ぶり4回目のセンバツ優勝

第97回選抜高校野球決勝戦。
横浜が智弁和歌山に11-4で勝って19年ぶり4回目のセンバツ優勝を飾りました。

今年で100年目を迎えたセンバツ高校野球。
決勝戦の対戦カードは横浜(神奈川)vs智弁和歌山(和歌山)。
横浜が勝てば春4回目、智弁和歌山が勝てば春2回目の優勝。

試合は初戦から準決勝まで全試合で初回に得点していた智弁和歌山でしたが三者凡退に抑えられ無得点。
一方の横浜は、裏の攻撃で4番・奥村頼人選手のタイムリーが出てで先取点。
今大会初めて先取点を許した智弁和歌山は2回表にスクイズで同点にしたが、横浜は3回裏に3番・阿部葉太選手の2点タイムリー二塁打で再び勝ち越し。

3-1のまま試合は6回に進み、智弁和歌山が6回表に一死三塁のチャンス。
ここで横浜は先発の織田投手から継投にスイッチ。
代わった片山投手と奥村頼人投手が智弁和歌山の4、5番を抑えてピンチを脱出。
そして、その裏に4本のタイムリーヒットに相手のエラーも絡んで一挙6得点のビッグイニング。
7回にも2点を追加して2ケタ11得点。

智弁和歌山は8回に2点、9回に1点を返して粘りを見せるがそこまで。
横浜が11-4で智弁和歌山相手に投打で圧倒し、19年ぶり4回目のセンバツ優勝。
そして、明治神宮大会と合わせて秋春連覇を達成しました。

実力拮抗の接戦になるかと思いましたが、終わってみたら横浜が11得点と打線が爆発し大勝。
大会前から優勝候補の呼び声が高かったけど、評判通りの強さを見せました。
横浜の秋春連覇は松坂大輔氏を擁した1998年以来。
今度は夏も優勝しての3連覇へ期待がかかりますね。

勝敗を分けたポイントは6回表、今大会当たっている智弁和歌山の4、5番に対しての継投でしょう。
4番・福元選手に2ストライクと追い込んだところで横浜ベンチは、先発で好投していた織田投手から左腕の片山投手へスイッチ。
その片山投手が1球で福元選手を三振。
続く5番・荒井選手にはレフトを守っていた奥村選手をマウンドに上げてセンターへヒット性の当たり。
この打球をセンター・阿部選手のファインプレーで無得点で凌いだ事で、裏のビッグイニングに繋がったと思います。

横浜高校、センバツ4回目の優勝おめでとうございます。
次は1998年以来の春夏連覇をかけての戦いが始まりますが、激戦の神奈川県を勝ち抜くのは、そんなに容易ではないですね。

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