映画「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」

映画「劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション」を鑑賞しました。

この映画は、事故や災害の現場にいち早く駆け付ける救命医療チームの活動を描くドラマ「TOKYO MER」シリーズの劇場版第2弾。
南海の離島地域での有事に対応すべく組織された新チーム「南海MER」が、火山の噴火により島に取り残された人々の救助に挑む作品。

ストーリーは、横浜の高層ビルで発生した爆発事故から2年後。
救命医療チーム「TOKYO MER」の活躍が評価され、全国の主要都市に新たなMERが誕生していた。
一方、沖縄・鹿児島の離島地域での有事に対応するため、TOKYO MERの喜多見幸太チーフ(鈴木亮平)と看護師・蔵前夏梅(菜々緒)が指導スタッフとして派遣され、「南海MER」の運用が試験的に始まる。
そんな中、鹿児島・諏訪之瀬島で火山の大噴火が発生し、島に取り残された人々を救うべく南海MERが緊急出動するが、彼らは想像を絶する惨状を目の当たりにする。

2021年にTBS系列で放送された連続ドラマの劇場版第2弾。
前回はYOKOHAMA MERが登場しましたが、今回は鹿児島と沖縄にまたがる海に浮かぶ島々を活動範囲とした南海MER。
今度は、どんな危機に直面するのかを確かめるべく、劇場鑑賞する事に。

冒頭では南海MERのチーフドクター候補・牧志秀実(江口洋介)が南海MERの船の上で魚釣りをして大物が釣れたと叫ぶところから始まります。
江口洋介で医者としったら救命病棟シリーズの進藤先生を連想しますが、クールな進藤先生とは正反対の性格。
改めて違う人物を演じられる役者って凄いなと思ったのは、ここだけの話。

しかし、運用を開始してから南海MERの活動記録は全くなく政府も解体を検討します。
もっとも、それだけ災害がないから暇な方がいいと思うのですが。

そんな時に鹿児島の小さな島で火山の大噴火が発生し、島の住民が命の危険に直面します。
大河ドラマ「べらぼう」でも浅間山の火山灰が江戸まで降ってきた話がありましたが、今回の噴火でも噴石が海にまで飛んでくる始末。
あんな噴石が無鉄砲に飛んでくる、本当に命が危ないですね。

噴石だけなく火砕流までも島の住民を襲ってきます。
火砕流が流れてくるだけで建物や船を焼かれてします。
改めて火山の噴火がどれだけ怖いものなのかを、この映画を通じて学ばせてもらいました。

そんな困難な状況でも人命救助に動く南海MER。
次から次へと襲ってくるトラブルも予定調和ではありますが、何とか乗り切っていきます。
当初はバラバラだった南海MERのメンバーも徐々に団結し、島の住民の救助に向かう。
普段はとぼけている牧志も話が進むにつれて頼もしくなり、喜多見に負けないくらいのリーダーシップを発揮していました。

一方で気になったのがTOKYO MERの残ったメンバー。
冒頭で登場したきりでしたが、終盤にとっておきの切り札として登場してきましたね。
そして赤塚都知事(石田ゆり子)も。
最後に見せたゆり子知事のガッツポーズは、本当にたまらなかったです(笑)。

最後のエンドロールで、離島での実際に働く医療従事者や患者さんの写真が映し出されます。
南海MERのような規模でなくても、離島で働く医師や診てもらう患者がいる事を認識するエンドロールでした。
主演の鈴木亮平はもちろんの事、他の主要人物も本当にカッコよく見えた映画でした。

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