秋場所、大の里が横綱同士の優勝決定戦を制し優勝

大相撲秋場所千秋楽。
横綱同士の優勝決定戦にまでもつれましたが、大の里が豊昇龍を倒して２場所ぶり５回目の幕内優勝を決めました。

14日目を終えて横綱・大の里が１敗で単独トップ。
２敗で横綱・豊昇龍が追う展開。
優勝争いは両横綱に絞られ、この両者が千秋楽結びの一番で直接対決。

本割では、豊昇龍が一方的に寄り切って大の里に勝利。
この時点で両者による優勝決定戦に。
横綱同士の優勝決定戦は、平成21年秋場所で朝青龍が白鵬を下して以来16年ぶり。

優勝決定戦では、大の里が豊昇龍を寄り倒し。
物言いがついたが、行司軍配通り大の里の勝ち。
この瞬間に大の里の２場所ぶり５回目の幕内優勝が決まりました。

先場所は新横綱として３連覇をかけて臨みながら終盤に失速し優勝を逃した大の里。
今場所は序盤に１敗を喫し、もう１人の横綱・豊昇龍は初日から11連勝。

両横綱の一騎打ちの様相を呈してきた中で、豊昇龍が12日目、13日目と連敗。
一方の大の里は１敗をキープしたまま千秋楽へ。

過去の対戦成績は豊昇龍の６勝２敗。
大の里の２勝のうち１勝は不戦勝なので、実際に勝てたのは１度だけ。
本割では相性がそのまま結果となって出ましたが、優勝決定戦では逆の結果となって優勝となりました。
やはり、強い横綱がいてこそ相撲界も盛り上がっていくと思います。

日本出身力士の年間３度の優勝は平成９年の貴乃花以来。
九州場所を残して単独での年間最多勝も確定しました。

一方で大関昇進をかけて臨んだ若隆景は６勝９敗で負け越し。
大関昇進は１からやり直しとなりました。
まだまだ琴櫻の１人大関は続く事になりそうです。

大の里、５回目の優勝おめでとうございます。
横綱としては初めての優勝ですが、これから豊昇龍と２横綱の時代を作っていってほしいと思います。